2019年12月8日日曜日

受験勉強をより効率的に!PDCAサイクルを活用しよう。


PDCAという言葉を聞いたことはありますか?一般的にはビジネススキルとして知られていますが、受験勉強においても成功している人は自然と使いこなしているスキルです。今回はこのPDCAについて、どのようなものか紹介します。


PDCAとは?】
Plan(計画)
Do(行動)
Check確認
Action(改善)
の頭文字をとったもので、プロジェクトの質を高めながら進めていくにあたって必須のスキルと言われています。改善行動をもとに計画を立て直すため、「PDCAサイクルを回す」と表現されることがあります。

このPDCAを受験勉強に置き換えてみると
Plan 学習計画 主に学校や塾のカリキュラム
Do 勉強する
Check 学習効果の確認(主にテスト)
Action 次回のCheck(テスト)に向けての改善行動
というようになります。

PDCAを受験勉強に取り込むべき理由】
「なかなか成績が上がらない」という方に多いのが「目的を意識せずに勉強している方」「勉強が作業のようになってしまっている方」です。友達や先生にやったほうがいい、と言われた勉強「方法」を単に真似しているだけの方はがんばって取り組んでいるのになかなか成績が上がらない、という状況に陥りがちです。そこでこのPDCAを意識して日々の学習を見直してみます。

PlanDo
「予定をたてて実行する」だけですので、内容自体は難しくないと思います。ただ実際には予定は立てられるけどなかなかその通りにできない、またはそもそも予定をどう立てていいかわからない、となってしまう方も多いのではないでしょうか?
こういった方に共通するのはずばり「目的意識が低い」あるいは「目的が曖昧」であることが多いということです。こういうと「成績上げるためだ!」「志望校に合格するためだ!」といった答えが返ってくるかもしれませんが、それではまだ曖昧です。例えば目の前の英単語を覚えるのは「英文を読めるようにする」ことが目的であり、さらにいうと「共通テストレベルの問題で全体の内容を辞書なしで理解するために必要なレベルの英単語を身につける」ことが目的です。ここを「志望校合格のために英単語を覚える」としてしまうと「すべての英単語を入試日までに覚える」というかなり大雑把な予定しか立たなくなってしまいますよね?そうなると予定を立てるのがかなり難しくなったり、予定をたてても実行の段階でなかなか成果を実感できず、継続が難しくなります。ではこの状態を避けるためにはどうしたらよいのでしょうか?


CheckAction
上記のような状態を避けるために必要なのがこのステップです。「予定がたたない」「予定を実行できない」という方はあまりこのステップを意識してこなかったのではないでしょうか?このCheckというステップをいれることで今までの学習を振り返るのですが、振り返るというステップを入れると自然と「目的」を意識することになります。「毎回の授業では理解していたけど、覚えていないな」「友達に聞いた方法を試してみたら〇〇はできたけど××はできてないな」など、振り返ることによって「方法」ではなく方法によって得られる「目的」に意識を向けることができますよね?
振り返ったあとはうまくいった点、うまくいっていない点を整理します。そして目的を達成するためにより良い方法がないかを考え、予定に組み込んでいきます。ここでまたPDCAPlanに戻ります。


【取り込む時に】
PDCAサイクルを受験勉強で活用するために、2つのサイクルを意識することをオススメします。

ひとつは模試をベースにした大きなサイクル。模試を受験したときに「できた分野」「できなかった分野」を整理して、課題設定をしていきましょう。この際に大切なのは出来る限り「細かくすること」と「具体的にすること」の2です。そのためにはできていないと感じたところにWHY?(なぜ?)という質問を何度も問いかけていくのが有効です。
英語でとれていない
why
→大問2でとれていないからだ
why
→大問2の文よむのに時間が掛かって焦った
why
→わからない単語が多くて推測しなくてはいけない箇所が多かった
もちろん複数原因がでてくることもあると思います。その場合はそれぞれの理由に対して深掘りしていきましょう。またこのCheckの作業は自己採点時(受験後すぐ)と成績表の返却時の2回行いましょう。


もうひとつのサイクルは1日単位のかなり小さいサイクルです。その日に授業で習ったことや問題集で解いた問題を振り返ります。するとできる問題や曖昧な問題、全然できない問題などが出てきます。この曖昧な問題やできない問題をため込まず、すぐに見つけて解決することが非常に重要です。また日々の勉強に対して目的意識をもって望むことができるので、こまめにCheckをすることで作業のような勉強を避けることもできます。



いかがでしたでしょうか?成績を伸ばすひとに共通するのは「はっきりとした目的意識をもっていること」です。その目的意識を持ち続けるために有効なのがこのPDCAサイクルを回すことです。PDCAサイクルを取り入れて、日々の勉強に「はっきりとした目的意識をもって」のぞんでみてください!勉強の取り組み方がかわるはずですよ!


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