2020年7月2日木曜日

【大学受験】正しい過去問の使い方

こんにちは、河合塾マナビス四日市校です!
今回は受験生であれば誰しもが使う教材『過去問(過去問題集)』についてお話しします!


志望大学の過去問題を研究し、その出題傾向や出題形式に応じた対策を講じるのは、全ての受験生にとって必須です。ですから多くの受験生は秋以降、志望大学の過去問に取り組みます。

ただしこの過去問。取り組み方を間違えると、全くと言っていいほど成果がでません。以下にチェックが付く方は危険です!

☑ 得点(率)だけを気にする。
☑ 全ての問題の解説を読み込む。
☑ 志望校の過去問以外も含め、手当たり次第に解いていく。
☑ 記述問題の採点を、採点基準と自分の感覚に頼る。
☑ 過去問に取り組むタイミングがわからない。

ひとつずつ解説します。

得点率だけを気にする

過去問をやっても伸びない生徒さんの中で、一番良くあるケースです。一回解いて思った以上に点数が取れて気が緩む生徒さん、逆に歯が立たずに絶望する生徒さん。しかし過去問を解く目的は得点を見て一喜一憂することではありません。今は皆さんの学力と志望校合格までの現実的な距離感を掴むために過去問を解いているのです。

合格者平均点との差に注目!

では、現実的な距離をどう測るのか。
各大学では合格者の最低点や合格者の平均が公表されています。そのうちの合格者平均点に着目しましょう。今回の得点が合格者平均点とどれくらいの差があるのか。合格者平均を取るためにどの問題を取れれば良かったのかを、必ず振り返りましょう。


全ての問題の解説を読み込む

一見すると良い事のように見えます。実際に解説を読んで理解することは非常に大切なことです。ここで気を付けていただきたいのは、

この問題、正解する必要ある?

という点に注目していただきたいのです。一部の医学部などを除くと、多くの大学の二次試験は6割~7割取れれば合格点に届きます。逆に言えば残りの3割~4割は正解する必要はありません。

問題評価の精度をあげる

ただしこの3~4割を正確に判断するのは、かなり難しいです。なぜなら赤本などをはじめとする多くの過去問集には問題の評価について記述されていません。その問題が解けなくてはいけない問題なのか、解かなくて良い問題なのかを自分の感覚を頼りに判断する必要があります。これではなかなか問題評価の精度は上げられません。

先生に聞く

解決策はずばり、先生に聞くことです。特にその大学の入試問題に精通している先生にどの問題までを解く必要があるのか判断してもらうと良いでしょう。自分の感覚だけに頼ることだけは避けましょう。


ただしここまでで一つだけ注意点。
過去問で一度登場したことがある問題とは、言い換えるとその大学を受験する多くの受験生が一度解いたことのある(少なくとも解説を読んだことのある)問題です。
したがって「解かなくても良いレベル」と判断した問題も解説を理解して「同じような問題なら解ける」という状態にしておく必要はあります。
なので、過去問は何度か繰り返し解き、同じような問題が出題されたら解けるようにしておかないと他の受験生に差をつけられてしまいます。

志望校以外のもの含め、手当たり次第に解いていく

これも秋以降に多くの受験生がやりがちです。問題演習を積みたい時期にとりあえず過去問に手を出してしまうケースが見受けられます。ただちょっと待ってください。先ほどもお話しした通り、入試問題の中には解けなくて良い問題が3~4割も含まれています。要するに演習の材料として過去問を解いていくのは非常に効率が悪い、ということが言えます。

問題演習は問題集

基本的に問題集や塾のテキストなどは、解くべき問題が網羅されたものになっています。その中にはほとんど解けなくていい問題は含まれていません。演習をしたい場合は塾のテキストや市販の問題集を使用しましょう。

記述問題の採点を、採点基準と自分の感覚に頼る。

特に難関国公立大学の入試問題につきものなのが、記述問題です。多くの場合、採点基準や加点要素と模範解答が掲載されています。採点基準を含んでいるか、模範解答と比べてどうか、くらいの判断はできますが、ちょっとした文法や綴り、導出課程のミスなどは自分で発見しにくく、どうしても甘い採点になりがちです。

第三者に添削してもらう

学校の先生や塾の先生、そういった添削サービスなどを利用して、必ず第三者に採点をしてもらいましょう。自分ではまったく気が付けない癖やミスを指摘してもらうことで、残り数点の精度を上げることができます。最後の最後は本当に数点の闘いです。ここは絶対にこだわりましょう。

※余談ですが、以前東大に0.333点差で不合格になり、再受験を決意した生徒さんがいます。本当に大学受験は数点で結果が大きく変わる可能性があることを念頭に置いて欲しいです。

過去問に取り組むタイミングがわからない

秋以降によくある相談は、「周りの子が過去問を解いているようだけど、やらなくてはいけないでしょうか?」という質問です。周りが着手しているから、というのはタイミングの目安にはなりません。まずご自身の学習がどの程度まで進んでいるか、から考えましょう。

目安は未習分野がなくなったら

特に選択科目において、未習分野がある状態で過去問に取り組んだとして、過去問から得られるものはほとんどありません。なんとなく難しい、といった曖昧な感想を抱いて終わってしまいます。少なくとも未習分野をなくした状態で過去問に取り組み、今使っている教材との難易度の差などが、わかる状態になってから過去問に着手しましょう。

時期の目安は高3の夏

とはいえ、どのくらいの時期に着手すればよいか気になる方が多いと思います。合格している方を見ていると多くは高3の夏休みころには過去問に着手をしています。ということは少なくとも二次試験で使う科目は遅くとも高3の夏までに一通りの学習を終えている必要があるということにもなります。


過去問を効率良く活用するためには・・・?

では、過去問を使って効率良く志望校合格に近づくためにはどうすればよいのか。
そのためにはしっかりとした解説(解き方だけでなく、設問に対する講評も)を用意すること、そして第三者に添削をしてもらうことが必須です。
特に前者については、その大学の入試傾向を熟知した先生が必要ですので、ハードルが上がります。四日市から名古屋や関西の予備校へ通う方がいるのも納得ですよね。

志望大学に特化した授業と添削サービスを利用する。

繰り返しになりますが、過去の合格者データや実績をもとに、出題傾向や形式を把握し、問題評価の精度を上げるためにはプロの添削と解説授業をセットで受講するのがベストです。地元からそういうった授業を受講するためには、映像授業を活用するのがベストと言えます。



河合塾マナビス四日市校の過去問研究講座

難関国公立大学を中心に河合塾のトップ講師陣による解説授業と添削指導が10年分セットになっています。また2020年度入試の問題分析より作成した予想問題も作成。さらに得点の精度を高めていきます。大学のラインナップは

・東京大学・京都大学・名古屋大学(過去問は英数のみ)・一橋大学・東京工業大学・東北大学・大阪大学(過去問は英数のみ)

などの難関大学が中心になります。

大学別対策講座を受講しての合格体験談はコチラ!

東京大学/京都大学を目指すキミへ

文系学部の場合

英語、数学、国語、地歴公民2科目の過去問10年分+予想問題

理系学部の場合

英語、数学、国語、理科2科目の過去問10年分+予想問題
(必要な科目のみの選択受講も可能です)


名古屋大学を目指すキミへ

文系の場合

英語、数学 過去問10年分と予想問題の解説授業+添削指導
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英語、数学 過去問10年分と予想問題の解説授業+添削指導
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気になるご料金は?

東京大学(文系)全科目:
講座料金240,660円+事務手数料5,500円+学習サポート料11,000円(9月・10月分)
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京都大学(理系)全科目:
講座料金202,460円+事務手数料5,500円+学習サポート料11,000円(9月・10月分)
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名古屋大学(理系)※英語・数学のみ過去問10年分、他科目は予想問題のみ:
講座料金5,3480円+事務手数料5,500円+学習サポート料11,000円(9月・10月分)
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